「有為の奥山けふ越えて」玄侑宗久さんの講演会。

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盛岡市医師会主催の 看取りに関する講演会 『有為の奥山けふ越えて』


というタイトルで玄侑宗久さんの講演会に県民会館に行ってきました。
中ホールは満員でした。

「看取り」ということで今の私の状況にぴったりだと思いながらも
逆にあまり聞きたくはないかもしれない、
聞けばまたそれなりにやらなければならないことがでてきて自分から脱出できなくなるかもしれない、と思いつつ

玄侑先生の生の声を聞きたい!と思う気持ちの方が強くて出かけました。

テレビや雑誌でおみかけする人で
仏教的なお話が聞けるのが楽しみでした。



医師会主催ということで
「在宅医療」の関係の話と司会者さんが挨拶をしました。

訪問介護

最後をどこで過ごしたいかという方が増えております。
在宅医療が増えてきています。

過疎地では在宅医療を受けられないというところがたくさんあります。
その中で盛岡市はサービス医療を受けやすいところだと思っております。
最期をどうするか、生き方を学びたいと思います。
では玄侑宗久氏にお聞きしましょう。


ということで玄侑先生のお話です。
メモ書きしたのと覚え書きをだいたいここに載せます。
流れでわからないところは適当に読んでください。





(拍手)


岩手は静かなところだと思います。
よく来ますが車のクラクションをあまり聞きませんね。
その代わりレジが遅いんです(笑)

私の父は宮守村なんです。
岩手とはゆかりがあるんだと思います。

有為の奥山けふ越えての話ですね
「いろは歌」はご存知ですね。
「いろは」は現在95歳以上の方が学校で習ったと思います。
94歳以下の方は「あいうえお」です。



いろはにおえど ちりぬるを わがよたれぞ つねならん 
ういのおくやま けふこえて あさきゆめみじ ゑひもせす

色は匂へど 散りぬるを 我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず






このいろはは平安時代からありました。

小学校で教える歌ですが子供に意味を教えられないんですね。
死について書かれたお経を47文字にした。

同じ音を使わない、47文字を全部使って二度と同じ文字を使わないという素晴らしい歌ですね。

お釈迦さまは前世で
ヒマラヤ山で修行してた時、死について知りたいと
ある時歌声が聞こえてきて

「諸行は無常なり これ消滅の法なり」

夜叉の声です
人間を食べるのが夜叉

生したり滅したりということ
赤血球は毎日5千から6千個生まれて100日生きる
白血球は24時間しか生きてない
顔面の皮膚はどのくらい生きてるかみなさん知ってますか?
一週間で生まれ代わるんです。

生じたり滅したりを繰り返されているのが生きているってことです。
諸行無常というのは
あらゆるものが変化してやまない、変わるものなんだ、ということ

このいろは歌は死についてのお経だからあまり言い方に考えられない
教えてもいいけどお前を食べちゃうぞ
生じたり滅したりが終わっちゃう

あんないい香りで咲いていたのもやっぱり死んでしまう
これが前半

有為の奥山きょう越える
意識がはっきりしていて死を境にするものではない。
脳下垂体からベータホルモンがでるらしい
亡くなる人の顔はどうしてこう安らかなのか
うまくできてますね

有為の世界から無為の世界に入るのは亡くなるずっと前です。
有為の状態は窮屈で自由な状態に身として入ってる

振り返ってみると自由に夢のようだったようにも思えるし酔っ払ったようにも思える
あさき夢みじえいもせず
これから浅い夢も見ませんよ
酔っ払いにもなりませんよ

本人が宣言してるという形
死というものもまんざらではないんじゃないかと平安時代から思われている
日本人は死と思ってない、どっかいくだけと思っている
いつかまたはえてくる
毛・木
一番素晴らしいのものはいつのまにか増えてくる

無常の原理、誰かが亡くなったとしても忘れなきゃやってられない
忘れるためのしぐさ、挨拶
でも忘れたい
忘れられない
この二つが並んでいく
両方いく

忘れられない気分が「あわれ」という

この「あわれ」が美学になる。
辞書でわからない

そこで日本人は法事を生み出した。
家族が亡くなるとインドやスリランカでは49日は仕事を休み最後に川か海に流して墓がない
それを日本でも平安貴族はやっていた
鎌倉時代になると忙しい
働かなければならない
その代わり法要するということをあみだした。
7日間、三十五日、四十九日、百か日、~50年法要する

有為の奥山けふ越えて
理屈も通じない世界に入る
もともと理屈ではないという脳がある
どれだけエネルギーを使っているか
食べ物の3割以上脳に使っている

元気な時から有為の奥山越える前に使ってほしい
あーでもないこーでもないと考えることをやめて物を考えてない状態
瞑想という
日本ではそういうやり方がたくさんある

座禅、瞑想的に脳を使う状態は身体に楽、元気になる
みなさんの頭には「私」が下宿している
下宿しているのが強い
疲れた、と思ってるのは脳だけです
「私」がいない状態が瞑想です
緊張感
何も考えない状態を作るのは難しい
瞑想
そういう時間を持つとよい

お釈迦さまは
瞑想で起こらないことはあの世でも起こらないと言っています

直感力を磨く



大震災の話を聞こうかと思ってきた人は本を買ってください。



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余談が面白くて
話の筋がどんどんそれていったところが楽しかったのですが
ここに書き出せません。

たくさん笑わせていただきました。
ありがとうございました。

来年もお越しになるとういうことを医師会の方がおっしゃっていました。

次も行けたらいいですね。




             妙恵。


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